令和3年10月1日
関係各位
NPO法人市民活動ネットワーク相馬
法人組織名の変更及びコミュニティ施設「相馬アムウェイハウス
(さとばたけハウス)」の利用再開(10/1~)について
時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
当法人は、東日本大震災後まもなく組織化を図り、被災した相馬・双葉地域(旧相馬中村藩領内)住民の震災復興支援及び歴史と文化資産を継承・保存再開するために「相双歴史文化保存会」として活動を開始して、早いもので10年となりました。
このたび、震災後、次の10年の新たなステージに向けて、法人名称を「市民活動ネットワーク相馬」に名称を変更し新たな事業を加え活動をしていくことといたしました。
また、標記ハウスを日本アムウェイ社から施設の譲渡を受け、コロナウイルス感染防止のため昨年からしばらく休館しておりましたが、ウイルス感染もようやく落ち着いてきたことから、10月1日から利用を再開することとしました。
事業については、従来のコミュニティ施設として地域住民の皆様のダンスや英会話サークル等市民活動の場としてのハウス運営の他に、新たにフードバンク事業や人材育成・カルチャー教室等の企画運営等を取り入れ、地域に密着した施設づくりをしていきたいと考えております。
つきましては、関係機関の皆様、そして地域の皆様方との連携を密にし構築を図り、さらによりよい施設づくりを進めてまいりたいと存じますので、引き続きご支援賜りますよう、ご指導・ご協力のほどお願い申し上げます。
記
1 法人名称 NPO法人市民活動ネットワーク相馬 (旧名称:相双歴史文化保存会)
2 所在地 相馬本部 〒976-0036 相馬市馬場野字山越89 さとばたけ相馬アムウェイハウス
福島支部 〒960-8003 福島市森合字丹波谷地前14-21
3 連絡先 電話・FAX (0244)35-6881 MAIL satobatake@gmail.com
4 事業内容
①相馬アムウェイハウス(さとばたけハウス)の管理運営
②フードバンク事業
③市民活動、Iターン・Jターン支援
④人材育成・カルチャー教室の企画・運営
⑤相馬・双葉地域の文化財保護伝承活動
⑥その他必要な事業
当会は、この度の東日本大震災による津波被害及び原発事故により被災され全国各地に避難されている福島県の浜通り、相馬・双葉地区の住民の皆様、事業所の皆様に対して早期の帰郷・早期復興を願い、現在、失われつつある相双地区(旧相馬藩)の文化や伝統及び地場産業を何としても守りぬき復活させたいという思いで本年から活動を開始したところです。
今回の原発事故により被災した方々は、双葉町、大熊町、浪江町、南相馬市、飯舘村等の相馬・双葉地区のほとんどの市町村は旧相馬藩に属しています。早期に故郷の近くに戻れなければ、戻る機会は今後ますます失われその可能性が無くなってきます。このことから、できる限り早期に一時的にでも故郷近く、特に相馬市、新地町等の放射線の比較的少ない旧相馬藩の近くの地域へ戻る機会を提供し併せて地域の復活をしようと考えるところです。旧相馬藩は遠くは戦国時代、伊達政宗の侵攻にも一歩も引かず奥州相馬の国を守り抜きました。また、江戸時代には天明・天保の大飢饉においても、加賀・越中(金沢県・富山県)等からの浄土真宗門徒の移民政策による人口増加対策や二宮尊徳翁の興国安民法(相馬藩では御仕法といいます。)の導入により復活を成し遂げた地域です。組織の充実を図りながら確実に一歩ずつ進めていきたいと考えております。今後も、当会の運営にご支援ご協力を頂きますようよろしくお願い申し上げます。